일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

「わッ、こりゃ深いっ」

亀を除いたあとに、大穴があいた。穴は深さ万丈、奈落へ通じるかと思われた。いやいや、伏して覗いてもいられない。とたんに、地軸の底で、ぐわらぐわら、百雷に似た物音なのだ。洪大将も、人々も、

「あ――」と、耳をふさいで、のけぞッた。そも、なんであろう。すべて一瞬のことである。醒々冷々たる墨のごとき濛気が、ぶっ仆れた面々の上をかすめた。

無色無臭、濛気は見えない。が、穴の底から、噴き出しているのはたしかだ。魔の跫音、魔の笑い声、魔のどよめき、そういっても、まちがいではない。ごうごうの地鳴りは鳴りやまず、一震四壁を裂き、また、山を震ッて、このため、龍虎山の全峰は吠え、信江上饒の水は、あふれ捲いて、麓を呑むかと思われるほどだった。

「……ああ、これはまた、ど、どうしたことだ」

洪は、無我夢中で、石窟の外へ、逃げだしていた。いや、なにかに刎ねとばされて、魔耶殿の橋廊の下まで抛り出されたといった方が真実に近い。

とにかく、やや気がついたときでも、なお石窟は揺れ鳴っている。そして一とすじの尾を曳いた黒雲が、中天に昇ってゆくのを仰いでいると、一閃の赫光が眼を射、とたんに、無数の妖星と砕け散って、世間の空へ八方飛んでわかれてゆくのが見えた。