후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
四
――あゝいう金なんぞにこだわらない吾妻さんだからだ。――そうでもない、どんなまた蔭にいきさつが……」
「下りるんだ、さァ……」
いつかまたさきへ立ってあるいていた小倉がそういってそのときふり返った。――そのまゝ三人は長命寺のほうへ土手を下りた。
四
門……といってもしるしばかりの柱を左右に立てたゞけ。――一トすじつゞいた敷石の両側に、いろんな恰好をしたいしぶみの、亡骸のようにすきなくならんでいる以外には、以前の長命寺をしのばせる何ものもそこにみ出されなかった。――名物さくらもちの古い店も、トタン葺の、あからさまな、みる影もないバラックになり果てゝは、つみ上げた番重と、天井から下がった鈴生の烏帽子籠とが、わずかにその風流をみせているだけ、色の褪めた毛氈のむかしながらに客待ち顔なのがそうなってはかえっていじらしい……
「酷くなったなァ。」
三人は落語の『おせつ』に出て来るので知っている一九の碑のまえに立った。――おもわず歎息するように田代はいった。
「本堂だって、みねえ、焼けたッ放しだ。」
突あたりの、ぽつんと空いた地面のほうを小倉は頤で指した。
「あゝ、ほんとに。