후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
二
――よしそれが以前のようなさまはなく、雨も漏れば、風もみじめにふきこむようなそんなしがない巣になったといっても、かれらにとっては、永年の住み馴れた、何ものにも替難い可懐しい古巣だった。――よし、また、どんなに旅へ出て手厚くされようと、どんなに余分なものが掴めようと、どんな大した大名題のようにふるまえようと、(実際、それは、旅へ出て、そうした田舎をばかり始終あるいている人たちのなかへ入れば、始終東京で、それも大きなところでばかり踊っているものは、知らない間についている身の箔が自分にさえはッきり分るほどだった。おそろしいのは育ちであり、また、修業の貴さだった。田代のようなふところ子にしてそうだから、小倉や三浦のような、千軍万馬往来の、そういうビタのなかにも永年いたことのあるものにはなおのことそうだった。)だから、彼等にとって、そんなことは何のことでもなかった。――偏えに、それよりも、親身な、親切な、弟子おもいの師匠の膝下へ一日も早く帰りたかった。
二
で、帰るとすぐ、みんなそれ/″\帰ったことのあいさつに「矢の倉」へ顔を出した。
田代は……ほんとうなら、かれは、先方の打日の都合で、もっと早くも帰れるのだったが、前以て細君のところへいってやって置いた日取よりつまりはそこに二三日だけごまかしのきくものゝ出来たのを