후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
冬至
一
「どうした、それで?」
「仕方がない、お詣りと称して外へ出の、チョコ銀へ駈けつけた。」
「チョコ銀へ?」
「いやな奴だけど、また、そういうときは調法だ。」
「どうした、そうしたら?」
「それが――それがまた不思議なことに。」田代は声を落して「さァさとばかりいとも器用に。――そういっても渋らずに……」
「出したか?」
「出したにも何にも。――大した御機嫌で入るならいくらでも持って行け……とまでいわなかったが……」
「で、いくら借りた?」
「百円。」
「…………」
「で、まだ、そッくり半分残ってる。――入るなら貸すぜ。」
「誰が借りる、そんな金。」
「どうして?」
「お前、それを何の金と思うんだ。」
「何の金と?」
「そうよ。」
「…………?」
ふッと田代は小倉の顔を見た。――なぜならその小倉の言葉のなかにたゞならないものが感じられたから。――弁天山の鐘の音の落ちかゝるように響いて、戸外のみぞれをまじえた雨はいつか雪になっていた……
冬至
一
……三浦と田代にわかれてうちへ帰ると一しょに西巻は病人になってしまった。そのまゝずっと寝込んでしまった。――要は飲みすぎ……連日の暴飲がたゝったには違いないが、一つには、そうでもしなければ家のものゝ手まえ恰好のつき兼ねるものがあった。