후리가나로 읽는 일본 고전
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やぎゅうつきかげしょう
柳生月影抄 名作短編集(二)
吉川 英治
吉川 英治의 柳生月影抄 名作短編集(二)(やぎゅうつきかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 173,309자 · 352화면
冷たい指
秀八が挿している翡翠珠は、おまえがいつか、わたしの釵か良人の根付にどうですと云ってすすめた珠じゃないか。どう? 恐れ入ったろう」
「……これは手酷しい」
「会いたいなら、わたしの家だってお茶屋だし、わたしが会わして上げるものを、隠れ遊びなんざよくないね」
「相済みません。……どうもつい、お花客先のお宅じゃあ」
「肩の凝りがほぐれないかえ。その解れないところにうま味があるんだけれど」
「そのうちに伺います」
「もう手遅れだあね。……出来ちまったものは仕方がないから、たった一言云っておくが、いつかもちょっと云ったように、あの妓の体には今、うるさい噂が立っているところだからね。おまえさんは旅の者で何も知るまいが、怪我をしないようにおしよ」
黒豆を並べたようなこの若いおかみさんの嬌歯が、清吉にはこの時も、何か他国者の自分を嘲っているように見えてならなかった。宵詣りにでも来たのであろう。片笑靨でそう云うとすぐおかみさんの姿は、鳥居内の宵闇の人影に紛れてしまった。
冷たい指
「約束のものを持って来たが」
秀八の顔を見るとすぐ、清吉は、五十両の封金を三つ、ふたりの間へ置いた。