일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やぎゅうつきかげしょう

柳生月影抄 名作短編集(二)

吉川 英治

吉川 英治의 柳生月影抄 名作短編集(二)(やぎゅうつきかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 173,309자 · 352화면

아오조라 문고

脚

飢餓山河

一

飢餓山河

一

「彦太承知だの」

「む、行く」

「二十日の寄合いにゃ、きっと、顔を出してくれや。村の者あ、おぬしが力だ。腕も弁もあるしの、学問だって、青梨村じゃ、何というても、彦太だもんのう」

大庄屋の息子と、老百姓が二、三名と、それを焚きつけてる郷士の伜とが、こっそり籾蔵から帰って行った。

彦太は、家の裏口を見張りながら、時候ちがいの冷露で、黒い枯れッ葉になった桑畑へ消えて行く人々を、見送っていた。

この子四ツじゃに

糠より軽い

軽いはずだよ

稗糧と夫婦の坊子じゃもの

坊子にゃ出ぬ乳も

運上にゃしぼる

藁で髪ゆい、縄帯しめて――

痩せた畑を、小作の子が、聞き覚えの味噌煮唄をどなって通った。彦太は、この痩地と百姓との宿命を、呪うように、腕ぐみしていた。日が暮れても、たね油の灯が燈せない村だった。

「いッそ、鍬を捨てて、馬口労か、木挽かになろうとしても、役銀をとられるし、油屋、酒屋も株もの、川船で稼げば川運上、雑魚を漁っても、網一つに幾らの税だ。――とても食えぬと、他領へ逃げるにも、もし捕れば打首。子を生めば胞衣金、死ねば寺金。――一体、どうしたらいい百姓だ」

と考えた。

飢えて死ぬより、強訴だ、一揆だ!