후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
宗田忠七、稲村与市、設楽常八、谷津富三郎、亀井朋治、荒井嘉蔵が自宅から拘引されたのは十五日であった。昨十六日は村民の家々がしきりと家宅捜索をうけた。拘引状の発せられる者が相つぎ、男という男を片端から監獄へぶちこむなどという風説が行なわれていた。それに怯えて早くも逃亡した者もあり、逃亡しないまでも家の中に逼塞している者が多かった。またある者は打撲傷が癒えずに横臥呻吟していたし、ある者は入監者の差入れなどの用件で前橋へでむいていた。どこの部落も男気がなくひっそりしていた。
「お上は、私共をどうなさろうというお考えでしょう…」
女たちからそういって聞かれることもあったが、木下は無論なにごとも答えることができなかった。
吾妻村下羽田の庭田源八という老人が経緯をよく心得ていると教えられて、木下はそれを訪ねることにした。源八は年の頃六十ばかり、いかにも屈強そうな老人である。彼は木下を川辺添いの竹藪へ案内して、いきなり握り太の青竹へ手をかけた。二つ三つ軽く揺ると、その太竹が、髯のようなもののついた根もとから、造作もなくぬけてきた。
「政府のお役人は、私が硫酸をまいて狂言をして見せるのだというそうだが、こんな広い竹藪へ薬がまいていられるかどうか、見ればわかりそうなものだ」