후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
日本に政府があると思うたら違うのである。国家があると思うと違うのである。これが政府の人にわからなければ、即ち亡国に至っていることを知らずにいる人なり。己の愚を知れば即ち愚にあらず。己の愚なることを知らなければ、これが真の愚である。故に質問の要点は、民を殺すは国家を殺すなり。法を蔑にするは国家を蔑にするなり。人がみずから国を殺すのである。財を紊り民を殺し、法を破り、そうして亡びないというものは、未だ嘗て、私は聞かざるところでございます。自分が知っておってなさるのではなかろうかと思う。知っておってすればこれはますます暴虐無道なり。政府というものは集合体で、この集合体で知らず識らず悪いことに陥ってゆく。これは政府が悪い。政府がこれを知っているのであるか、承知していて直すことができないのであるか。これが質問の要点であります。これには歴史のあることで、国家が紊るるからと申して、にわかに紊るるものではない」
正造はそういって、最初から満面に怒気をたたえて必死の勢を見せたが、
「精が尽きてお話ができない時に悪うございますから……」と断って、――大臣は自らの持物なら那須野原のような黒土の地層が僅か一寸ぐらいのところでも、これを拓くことを知っている。