후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
まして況んや、渡良瀬川の川底に沈んでいる粉鉱は、たとえ鉱業停止をしたところが、すでに如何ともなしがたいのである。しからば第二の方法は如何。これまた頗る至難のことに属する。即ち数千人の所有にかかわる数万筆に及ぶ田畑山林に対して、一筆ごとに一々被害の原簿にしたがって等差をつけて賠償の額を算出しなければならぬ。またそうしなければ支払う方としても受取る方としてもなかなか納得できかねるだろうと思う。もしその間に於て、鉱業主が些細なことにも不服を申立てて裁判沙汰にでもなったとしたら、これは何年かかって判決が下されるものか殆んど見通しはつかないだろう。そこで第三の場合であるが、ぜんたい仲裁と申すものはいわば徳義上の裁判であって、すべからく社会万般の問題は双方のいい分を立て譲るところは譲り合って円満解決へと運ぶのが順序なのである。従って鉱毒問題の解決も、この仲裁によるならば最も穏当に、敏速に、かつ有利に、その結果を見出しうることと私は信じて疑わぬものである。殊に古河氏に於ても被害者諸君に対する非常な同情をもって、さきに折田知事に対して道義的調停を申しでられたのであるから、諸君もこの際われわれ仲裁会委員の意のあるところを汲んで、円満に示談契約を結ばれるように切望する。