후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,337자 · 522화면
自然科学は歴史的社会の所産であることから、それが目指す研究の自由は、実際には社会の種々なる意味に於ける条件によって制限される。一般に自由が問題になる時は、同時に自由の条件が問題になる時である。近代資本主義は自然科学の場合に就いても、曾ては誠に良い母であったが、併し現在ではもはやすでに決して信頼してはならない獄吏に化している。自然科学の研究費の社会的総額は、資本家企業の次から次への救済や特別警察の拡張費や莫大な軍備費や、更に又失業救済費さえにまで、割愛されねばならぬ。自然科学研究のための社会的施設のない処に、多少の学術奨励資金は有名無実となる。それに大衆の貧窮化は優秀な自然科学者の養成に甚だ不利だということは云うまでもない。学術振興――夫は実は発明奨励のことだ――の運動があると云っても、国際的・国内的・な生産過剰・操業短縮・失業者激増の折柄、人間的労働力を節約して生産力を増加させるような、一切の機械の発明は、もはや奨励される処ではなく、禁圧されねばならぬ*。
* 吾々の記憶が間違っていないならば、最近わが国で発明された能率の格段に優秀な紡織機は、失業者を彌が上に増加せしめ、ひいて世相を悪化せしめる廉を以て、特許権を与えられなかったそうである。