후리가나로 읽는 일본 고전
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
井上 円了의 迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,147자 · 298화면
ことに物理的妖怪、心理的妖怪に至っては、全く学理の不明なるより起こっている。ゆえに余は、この二者を仮怪と名づけて真怪のうちへ加えぬ。例えば、墓場に夜中青色の火が燃え上がることがある。これは燐火にして物理的妖怪と申すものだが、学理を知らざるものは真に幽霊が地上より現れたごとくに思い、幽霊火と申している。
また民間にて、狐が化して婦人になったという話があるが、これは人の幻覚よりかく見ゆるのであるから心理的妖怪なれども、学理を知らざるものは真に狐に霊妙の作用があると思っている。それゆえに、学理に通ぜざるのが迷信の原因なることは明らかである。
余がかつて徳島県小松島町に至りしとき、その地に天狗寺があることを聞いた。今より数十年前、その寺の住職が夜半過ぎに起き出して、境内の一隅に立っている鐘楼の屋根の上にあがっていた。家内の者、翌朝はじめてこれを知り、大騒ぎして住職を屋根の上からおろしたが、本人もドウしてそこへ上がったかを全く覚えぬ。この出来事より、住職は天狗につれ出されたとの評判になった。もし、これを学理に考うれば、心理的妖怪にして睡遊の一種であろうと思う。