후리가나로 읽는 일본 고전
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
井上 円了의 迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,147자 · 298화면
第五三段 迷信の原因 七(好奇)
いよいよ血縁あるものの来たったときに死体を動かさしむるために流血を見るのである。その証拠は、先年佐渡の小木港に溺死したものがあって、海岸にそのまま横臥させておき、親戚の方へ通知を出したるもいまだ来たらざるうちに巡査が検死に来たり、その体を起こせと命じたるときに、鼻孔より流血したという話がある。しかるに、その巡査は全く溺死人とは親戚の関係なき人であったそうだ。これは物理上の学理を知らざるために起こる迷信の一例である。
第五三段 迷信の原因 七(好奇)
われわれ人間には生来、奇を好み不思議を喜ぶという性質があって、そのために自然に妖怪を多くするようになる。すべて妖怪談は、一人より二人、二人より三人と伝われば伝わるほど、はなしが大きくなり、針小なることが棒大をなすに至るものだが、これは全く人に好奇心があるからだ。前に偽怪のはなしをしたが、偽怪中に、己に利益ないことを偽造して人を驚かすなどは、むろん好奇心があるから起こるのである。また、他人が偽怪に迷わさるるのも好奇心がある故である。
昨年、岡山県巡講中に直接に聞いた妖怪事件がある。余はその当時のことを目撃せぬから、なんとも断言はできぬけれども、ただ余の想像にては、好奇より起こったものではないかと思う。