후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
労協の主脳部自身がそう考えていると思われる。
つまり労協という政治団体は人民戦線の母胎ということは出来ないのであって、そのメンバーに於ても影響下にある勤労大衆から云っても決して大きくなく、まだ比較的に大衆性を有っていないこの団体が、最も広範な人民大衆の政治的結成であるべき人民戦線の母胎となるという種類のことは、今日の事情の下では勿論想像出来ないことなのである。もし人民戦線の母胎というものに多少ともなりそうなものを求めるならば、それは寧ろ最近までの唯一の「無産政党」であった社会大衆党でなければならぬ。いや、人民戦線の母胎となり得る唯一のものは、社会大衆党以外にはないのである。だから日本の人民戦線に就いての見透しは、なによりも第一に、この社会大衆党と、今回政党として自分を特色づけたかの労協との、関係の中になければならぬわけだ。
ところが労協の方が自分の人民戦線的使命をハッキリと強調しているに反して、社大党の方は必ずしもそれ程この点に就いてハッキリしているとは云うことが出来ない。特に社大党の幹部の或る者に至っては純然たる社会ファシスト乃至殆んど完全なファシストであり、彼等自身敢えてこれを隠蔽しようとさえしないような次第だ。