후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
物理学者のイデオロギーはこのポピュラリゼーションの有無にではなくて、その世界観の方でもっと能く現われるのだから、その方がずっと問題としては根本的だろう。現に、今日行なわれている物理学者の通俗講演の類は、科学のポピュラリゼーションに名を借りて、杜撰極まる観念論の鼓吹や信心の告白に他ならないものが多いだろう。即ち彼等の貴族趣味も実はブルジョア・イデオロギーのためならば、いつでも犠牲にして構わないのである。
併し例えば応用化学者や農芸化学者は大衆に親切なのか、不親切なのか、よほどよく考えて見ないと判らない。大衆は彼等の研究によって安くて使用価値の多い物品を提供されるのだが、併し他方において、それだけより多く資本の重圧は大衆に加わるわけだからである(一般に技術家はこの種の自然科学者である)。貴族趣味が減じたと思うとその代りに資本が口を利き始めるのである。
日本で一等発達しているといわれている医学になると、関係はもっと複雑になる。日本医学の発達は専ら医学博士の論文によって促されるのだが、ただの医学士が博士になることによって不幸な大衆は門前払いを食わなければならないだろう。