일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

――いやそれは散々聞いたことだ、もう古いぞ、などといい出すかも知れぬ。しかし事実は少しも根本的に理解されていないことだ。階級対立を良心的にもスッカリ忘れたり見て見ぬ振りが出来る程に、初めから分ってはいないのだ。それが「順応的」「妥協的」な一元主義のタイプのリアリスト達の一群を、一つのモードとして産み出している。というのが一九三六年あたりからの日本の文化現象だ。

話しは極めて簡単である。日本の現実における階級対立、経済上・政治上・社会上・また文化上・の階級対立、これを口の先で抹殺しようというのが、この一元主義的文化儀礼の本質だ。仮に文芸評論家自身は自分では気づかなくても、世間ではそういう風にチャンとお膳立てをしている。「善良」な文芸評論家などは、この際利用されるにおあつらえ向きなのだ。特に善良振る愛情主義的評論家達に至っては、最も役に立つだろう。

主に文学の世界で最近頓に著しくなって来たものがこの傾向であることは前に述べた。恐らくこの傾向は一九三七年度の文学思想界の支配的な表面現象となるだろう。だがこんな傾向が文学に現われて来たのは、勿論決して偶然でもなければ突然なのでもない。