후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
17 「やまと魂」学派の哲学
今日の日本文学は日本の伝統の民衆的な意義を知っているとは思えない。
(一九三七)
17 「やまと魂」学派の哲学
私はかつて「京都学派」の名の下に、西田幾多郎・田辺元・両博士の学的性格を指摘した(拙著『現代哲学講話』)。それで以てわが国のアカデミー派の哲学の代表的な学者を挙げ得て充分だと考えたからである。無論京都学派にぞくする者、乃至は西田系の哲学を奉じるものが、田辺博士等につきるのではない、三木氏や又彼よりも遙かに先輩に当る山内得立博士や美学の植田寿蔵博士こそは、西田哲学の解釈家として、或いは西田哲学の感情的な同情者として、或いは西田哲学の修辞的な後継者として、西田門下の名に相応わしいだろう。
そればかりではなく、無論のこと又西田系の哲学者ばかりがわが国に於ける優れた哲学者なのではない。例えば東北帝大の高橋里美教授などは、西田博士に対する古くからの批評家であり、学的労働量はこれまでの処わずかに二三冊の書物にしか纏まらない程少ない方ではあるが、その実質から云って田辺哲学に次ぐものを持っている。現象学的頭脳のわが国に於ける最も確実な所有者である東京文理大の務台理作教授――之は京都出身ではあるが――なども見落されてはならない人だ。