후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
いや政治的スローガンは沢山あるが、政治的社会的活動に呼びかける文化上のスローガンとなれそうなものは、恐らくさし当り現在の処、「ヒューマニズム」の右に出るものはないように考えられる。――事実、こうした限定を有つ「ヒューマニズム」は、今日の日本の所謂ヒューマニズムにとって決して無縁なものではないのである。人々がヒューマニズムをフロンポピュレールの観念的な支柱にしようとして様々に論じていることは、決して誤っているのではない(例、徳永泰氏・森宏一氏等)。
だが夫がスローガンであるためにはヒューマニズムという言葉が真に民衆性を有っていなければならない筈だ。フランスでは之は大革命以来の民衆の愛用語だ。進歩の観念と共に、豊富な示唆と連想と形象とを具備した言葉なのだ。処がヒューマニズムという今日では邦訳すべからざるこの言葉は決して日本の民衆の用語でもなければ、まして愛用語でもない。この点瑣末なようで極めて重大な要所ではないかと思う。尤も之まで日本の民衆は政治上の文化的スローガンを有った例しがなかったとさえ云えるだろう。尊王攘夷も自由民権も、主として単に政治上のスローガンであって、優れて文化的な・道徳的な・スローガンではなかった。