후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
尤も菊池寛式に経済上生計上の理由から、同人雑誌合同を説くこともいいが、それだけではなく社会的な文化運動の形式としてこの連絡が問題になる必然性があるだろう。だからプロレタリア・ジャーナリズムの問題なども日程に上ったのだが、処が新聞によると、左翼文化活動の新しい形態として同人雑誌合同運動が計画され、それが新人クラブとかいう名の下に党外郭的な組織を持ちそればかりではなく、この組織を指導するものが「コム・アカデミー」なる存在であり、而もこのアカデミーはコミンテルンの指導下に立っているのだというようなことが誠しやかに宣伝された。同人雑誌の社会的意義に対する尊敬もここまで来れば、少し薬が利きすぎて、どうやらニュースの信用価値さえが怪しくなるのだが、とに角之を見ても、当局が同人雑誌に気をつけ出したということは、客観的事実のようだ。或いは当局は之を一種の人民戦線運動に数えようとするのかも知れず、又は寧ろ之によって人民戦線運動の最も手頃の奴を培養しておいて採取する心算かも知れぬ。
それはさておき注目すべきものは、出版界乃至読書界が当局と支配社会との擁護の下に、この数年来広範な思想善導戦線を意識的無意識的に愈々拡大して来つつあるという点である。