일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

之は云うまでもなく言論取締りのイニシャティヴを取るのであるが、実を云うとその取締り方は必ずしも暴力的だとは云えないのである。と云うのは、単にそのやり方が都合のよい法律の施行を前提するという意味で(改正出版法、新聞紙法、治安維持法、不穏文書取締法、治安警察法、其の他)合法的であると云うだけではなく、その取締りと同時に世間の常識を牽制することを忘れず、又世間の一般常識に多少でもアッピールすることを忘れないからである。又単に世間の常識だけが目安ではなくて、一つの大義名分という公定の観念的儀礼をも頼りにするのである。日本では名目上どうしても反対したり批判したりすることの出来ないものが存在する。この神聖なタブーを最初に宣言した方が勝つわけだが、之によって民衆は一定の道義の礼服を着て物を云うことを強要されているのである。うっかり平服で物を云おうものなら、民衆は道義的お節介の好きな相棒から、中傷されるのだ。一般常識はお人好しの小市民層のものだが、この中傷ずきのお節介屋は右翼反動団体を以て随一とする。かくて民衆の言論は、社会的に最も(社会は民衆自身から出来ている筈なのに)強制されている。