후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
どんなにその夫妻は悶え苦しんだでしょう。三日間の後、もはや仏神の力を仰ぐより外、仕方がないと覚りました。そして日蓮宗のお寺を訪問して救いを求めた時、勧められたのは、お題目を一心不乱に唱えて、太鼓を叩くことでした。そこで彼女は、悲しいにつけ、苦しいにつけ、恨めしいにつけ、嫉ましいにつけ、お題目を唱え、太鼓を叩きました。それは単なる行為でした。でも、不思議なことに、彼女の強烈な感情は、題目一つ唱えるにつれ、太鼓を一度叩くにつれ、雲散霧飛して行きました。彼女は今まで持て余した情熱を、みんなその方面に吸い取られて大変楽になりました。やっと彼女の感情は整理されて、正当な夫婦愛に立ち帰って来ました。その間に、夫は、妻のこの健気な姿に幾度むせび泣いたことでしょう。一緒になって題目を唱え、太鼓を叩いて妻の信仰を援けました。
人の至誠は何人にも感動を与えずには置きません。町の人達も、女学生達も、更生したその教師を再び校庭に迎えて懐かしみ、また尊敬致しました」
仏教は、人生上の欲望煩悶を救わんとして出来上ったものでありますから、この例などの救済は最も得意とするところであります。