후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
故に御疏は、法華、維摩、勝鬘等の大乗経典を解そうとするものにとって、今日に至るもなお、重要な指針の書となっているのであります。
太子さまは、文治一方のお方かと申しますと、なかなかそうではありません。時によっては勇猛鬼神を怖れしめるお働きもなさったのであります。
それは蘇我馬子とともに、物部守屋を誅伐された時でありました。御齢は十四歳でいられました。束髪にして打もの執って従軍されましたが、敵勢が盛んなるを御覧になって、仏天の加護を得ずんば願成り難しと、白膠木を取りて四天王の像を作り、これを頂髪に籠められて、それから馳せ向われたと、伝えられております。四天王とは、内心慈悲を蓄えながら、方法上、忿怒の姿において人々を信服せしむる慈勇の魂を象徴したものであります。その像を髪に籠められて眦を決して睨み立たれた美しく若き皇子の御勇姿は、真に絵のようであったろうと拝察されます。摂津の四天王寺は、このとき勝利を得られた太子さまが、加護報謝のため、戦の後でお建てなされた寺だと伝えられております。
太子さまの、この現実理想化の大乗精神は、後世、心ある仏教家たちの渇仰するところとなりまして、中にも平安朝の伝教大師は、太子さまの御精神を師教と仰ぎ奉り、御廟前に加護を祈りました。