후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
第二九課 慈悲
モルモットを擬人法に書いた童話の作が私に在ります。そのモルモットの若い息子が、自分達種族に他の獣類のような尻尾を持ち合せないのを不平に思って、親の家を無理に出て広い世界の獣類のなかへ、自分に付ける尻尾の毛を探しに出て、ある時大滑稽を演じて他の動物のもの笑いになって恥しめられたり、時にはまた大変な危険に会ったりとうとう元来尾のない性の者が尾を欲する間違いを悔悟して親の家へ帰るという筋ですが、自己の領域以外他人の領域まで冒して自他の境界を乱す者への誡めともなろうかと思われます。
第二九課 慈悲
ひとくちに慈悲ぶかい人といえば、誰にでもものをやる人、誰のいうことをも直ぐ聞き入れてやる人、何事も他人のために辞せない人、こう極めてしまうのが普通でしょう。それはそうに違いないでしょう、それが慈悲ぶかい人の他人に対する原則ですから。
しかし、原則というものは結局原則であります。ものごとがすべて、原則どおり単純に行って済むのなら世の中は案外やさしいものです。お医者でも原則どおりですべて病人が都合よく処理出来るなら、どのお医者でもみな病理学研究室に閉じこもっていれば世話はありません。