일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

「大オチ大オチ!」と手をうった。

「『イスラエルの神へにえささげようぞ』この手でゴロゴロころがして来た、大江戸のいいところの別嬪さんたちを、野郎、そこへ蓄えているのだ。その上取りためたお賽銭!」

「お賽銭?」と興味もなさそうに、「そんなものより妾にゃア、袴様の方が大切だよ! さあ急ごう、オイ忠公!」

「合点!」とばかり走り出した。

走りにくい走りにくい。路とはいっても名ばかりである。野茨が左右から手を出している。袖や裾を引っ張ろうとする。たけにもあまる雑草が、路の上を蔽うている。腐った落ち葉、足がすべる。ジクジクした沼、落ち込みそうだ! 大岩大木がたおれている。月光はささない。だから暗い。ところどころに葉もれの月! 枝葉がゆれて、光を乱し、チラチラ動くので幽霊だ!

忠三が先頭、お町が続き、その後からこぶんども! 縦隊をつくって突きすすむ。

と、にわかに早引の忠三、ピタリと足をとめたものである。

「あねご、聞きなせえ。ひづめの音!」

なるほど、遙かの行く手にあたって、十数頭の馬のひづめ、カッ、カッ、カッと聞こえて来た。藪地の中を、算を乱さず、こっちへ近寄って来るらしい。