일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠5

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면

아오조라 문고

お角は金助と入違いにこの部屋を外して、土産物らしい風呂敷包を抱えて、廊下を歩いて縁側から庭下駄を穿いてカラカラと庭を廻って、井戸側から土蔵の方へと行きます。

「御免下さいまし」

と小声に言って、土蔵の戸前に手をかけました。重い扉をズシズシと押し開いて、薄暗い土蔵の中へ足を踏み入れ、

「いらっしゃいますか」

これも小声でおとのうてみましたけれど返事がありません。気味悪そうにお角は、蔵の中へ二足三足と足を入れて、二階へのぼる梯子段の下まで来て、

「お銀様」

はじめて人の名を呼んで、二階を見上げました。けれどもやはり返事はありません。

「御免下さいまし」

再び案内の言葉を述べて、その梯子段を徐かに上って行きました。梯子段を上りつめると、頭の上に開き戸があるのを、下からガラガラと押し開いて、

「いらっしゃいますか」

はじめて二階の一間を覗いて見ました。それは暗澹たる一室であるけれども、南の方に向いて鉄の格子に金網を張った窓があいていましたから、下のように暗くはありません。で、畳もしっくりと敷きつめてあって、四隅には古箪笥や、長持や、葛籠や、明荷の類が塁のように積まれてあるけれども、それとても室を狭くするというほどではありません。