일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

三

も不敵に、新免宮本武蔵と、ただ一人名前で、打つけてよこしたその果し状を」

三

武蔵は今、どこにいるのか、居所は認めてないので、その書面からは知り得べくもない。

どこからにしても、彼が忘れずに、吉岡一門の師弟へ対してこう約束の履行を迫って来たからには、もう彼と吉岡家との間は、討つか討たれるかの交戦状態に入ったものと思わなければならない。

試合は――果し合いだ――果し合いは生命を遣るか奪るかの大事を、侍の剣と面目に賭してなすことだ、口先や小手先の技見せではない。生命をそこへ出してすることなのだ。

それを、当面の吉岡清十郎が知らないでいるのは危険の限りである。また安閑とその日の迫るまで遊び暮していていいものではない。

京都にある硬骨な弟子のうちには、清十郎の行状にあいそをつかして、

(この場合、沙汰の限りだ)

と怒っている者があるし、

(拳法先生が世におわせば)

と、悲涙をふるって、一介の武者修行から与えられた侮辱に対して歯がみをしている者もあった。

で、取りあえず、

(ともかくお耳に入れて、すぐさま京都へ引っ張って来い)

という人々の意見を帯びて、植田良平はここへ馬で飛んで来たわけであるが、そのかんじんな武蔵からの書面を、どうした理か、清十郎は膝のまえに置いて眺めているだけで、容易に披いて見ようとはしない。