후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
四
――いまの時間でまだ霜柱がとけなかった。」
四
あたらしい、木の香の濃い塔婆にかこまれ、贔負さき客さきからの心をこめた美しい……というよりは、早咲の梅だの水仙だの、いっそ寂しい、しめやかな花のかげにうもれた、古い、小さな墓……それは、若宮の、ありし日のおもかげを偲ばせるには、あまりに惨めないじらしいものだった。……のまえにやがて五人は立った。――由良は、帽子と外套を吉沢にわたし、そのまえにすゝんで、しずかにしばらく額をふせた。――小倉も、三浦も、田代も、いまさらのようにあの晩のことを……書置によって、若宮の、すでにもうこの世にいないことを知ったあの晩の、ポカンとした、うつろのようになった心もちを果敢なくおもい返した。――と同時に、なぜ死んだ? ……むすぼれ解けないその謎が……日の経つにつれていよ/\濃くなって来たそのうたがいの影がいまさらのようにまた三人の胸を掴んだ。
「お待ち遠……」
そういって由良はそのまえをはなれた。――手近の要木垣に外套を投げかけ、そのあと代って、小倉がすぐそのまえに立った。
「……感心な男よ。」
半ば自分にいいながら由良は帽子だけ吉沢からうけとった。