일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅんでい

春泥・三の酉

久保田 万太郎

久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면

아오조라 문고

のあったことを?」

「知らねえ。」

小倉はハッキリこたえた。

「そんなわけァねえが?」

「日露戦争の時分じゃァ、まだ、こっちは旅をあるいていた。」

「じゃァ俺のほうが、さきへ君より東京へ出て来た勘定か?」

「そのはずだ。」

「俺にしたって、しかし、出て来たばかりのときだった。――歌舞伎座で『矢の倉』と、死んだ柳田さんとが合同して『牡丹燈籠』を明治に直した『恋無常』って狂言をやることになった。――で、そのまえに、いまでいえば宣伝だ、景気づけにこゝで『怪談会』をやったもんだ。――大した、また、それが人気になった奴よ。」

「誰が来たんだ?」

田代が口を出した。

「誰がってみんな来たのよ。――東京中の新派という新派の役者はみんなあつまった。――それへ持って来て河岸や兜町の客筋、新聞記者や文士、新橋柳橋芳町から手伝いに来た連中だけだってすさまじいものだった。――とにかく『矢の倉』の売出すさかりだったんだ。」

「で、一体どんなことをしたんだ?」

「それがよ、はじめのつもりじゃァ皮切りにまず商売人が怪談ばなしを一席やる。――つゞいて誰かそんな話を持合している奴が五六人出てせい/″\怖がらせる。