후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
それは浅草座でやる倭一座の『日清戦争』の狂言に入用な臨時雇募集の広告だった。――その新聞をもらって腹掛のなかへねじこむとそのまゝ、空の盤台を引ッかつぎの……というのは、その日酷いシケの日でさかなは何にもなかった。――途中、とある橋の上にかゝったとき、いきなりかれは、かついでいたその盤台を俎もろとも川の中へ投げこんだ。――夏の終りの曇った日で、秋めいた冷めたい風が、水の上を、その橋の袂の鬱陶しく繁った柳のかげを、心さびしく吹いて通った。――そうした鋳掛松の……とんだその鋳掛松の真似も、かれにすれば、今度こそ是が非でも望みをとげるそのためにはまず肴やを止めるこった。――そうした強い決心をすこしでもよけいに自分にはッきりさせたいためだった……
その午後、すぐかれは支度をして、その浅草座座附のある茶屋に倭をたずねた。河岸のそろいの浴衣に八端の三尺、脚絆がけ、手に菅笠をもったそのときのかれのいでたちであった。――志願者全部をあつめてそのなかゝら選抜する、だからもう一度明日来い、が、その恰好ではいけない。――倭の代理として出て来た若い男はかれにそういった。かれは丁寧にあたまを下げて引下った。