후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면
二
」
「はて?」
「それが――それが、いゝえ、可笑しいんで――いかにもそれが金平さんらしい理由なんで……」
そういって、その一人は、話にほぐれてしばらく閑却してあった自分のまえの猪口を気のついたように取上げた。――その一人とはいうまでもなく田代要次郎。――もう一人の熱心な聞き手のほうは日本橋の「うたむら」という待合の主人である……
二
「その日、金平さんは、『矢の倉』の師匠のところへ歳暮に行った人なんで。」
すぐまた田代はいった。「と、生憎、師匠も留守ならお嬢さんもいなかったんで、そのまゝ玄関で引っ返し、河岸をぶら/\両国のほうへあるいて行くうち、ふッと気のついたのはこのごろすっかり変ったあすこいらの光景。――あたくしなんぞでも、通るたんび、変ったなァとしみ/″\思いますからあの人だったらよけいそうだろうと思います。――早い話が一つ目へ行く渡しもなくなれば四つ目の牡丹へ行く早船の看板もみえなくなり、以前のように暢気に釣なんぞしているものは一人だってありません。――それには電車の通るのさえ可笑しいほどしずかだったあすこの往来を、そういってもしッきりなし、自動車だの自転車だのがやけに通ります。