일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅんでい

春泥・三の酉

久保田 万太郎

久保田 万太郎의 春泥・三の酉(しゅんでい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,075자 · 173화면

아오조라 문고

――いゝえ、いゝじゃァない、そうしなくっちゃァいけないんですわ。――ほんとうに快くなったのかどうか分らないんじゃァありませんか、まだ?」

「快くなったのよ。――すっかりもう快くなったのよ。だから湯にも入ったんだ。」

「自分でそう勝手に決めたって。――もし、また、そんなかるはずみをしてぶり返しでもしたらどうするんです?」

「ぶり返すなんて、そんな。――そんな大したこっちゃァねえんだ。――それほどの病人じゃァねえんだ。」

「そんなら、じゃァ。――いゝえ、それだからいけないんですよ、あなたは。――お医者が何といったと思うんです。」

「医者が?」

「すこしはもう自分の体も思わないじゃァ。――いつまでそう若くっておいでじゃァないんだから……」

「床上げをするんだ、床上げを。」おもわずヒヤリとしたかれはそういってそれをごまかした。「いま伊豆屋の出前持にそういってやったから鰻が来る。――すぐに、だから、膳の仕度をしねえ。」

そのまゝ、かれは、手拭と石鹸を西崎にわたして茶の間へ入った。金神さまのまえに一寸手を合せ、すぐに長火鉢のまえの、友禅の大きな蒲団のうえにすわった。――たッぴつに惜しげなくついだ備長の匂があかるい燈火のなかにうごいていた。