후리가나로 읽는 일본 고전
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やぎゅうつきかげしょう
柳生月影抄 名作短編集(二)
吉川 英治
吉川 英治의 柳生月影抄 名作短編集(二)(やぎゅうつきかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 173,309자 · 352화면
「四人目の娘でございます」
「そうか、乳母は今、どうして暮らしているの」
「二番目の兄が、この宿場の在方で、手習師匠をしておりまする。それへ身を寄せて、中風を養生しておりますが、もう老る年のこととて」
「…………」
黙って、刑部はまた頷いた。そして、
「喜太夫」
と、近習番の三浦喜太夫へ頭を向け、何か囁くと、喜太夫が奥へ入って、手庫を取り寄せて来た。白紙の上に十枚の黄金がならべられ、それを包むと、縁先へ出て来て、喜太夫の手から刑部の心もちをお篠に伝えていた。
お篠は、そんな大金をもらって行って、母に叱られはしないかと、惑ったり断ったり、もじもじしていた。
その間に――刑部はもう書院の席を立ちかけて、奥へ渡る廊下へ出ていた。この垂井へ着くとすぐ、佐和山の石田三成へ使いにやったその使者が今帰って来たと告げて来たからである。
使者の用向きは、今度の上杉討伐に、三成の子息隼人も従軍することになっていたので、それを誘いあわすためであった。――ところが、その使者と共に、何用か、三成の家臣樫原彦右衛門が伺候したというので、奥へ立ちながら、刑部は、
「はて?」
と、考えていた。