후리가나로 읽는 일본 고전
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やぎゅうつきかげしょう
柳生月影抄 名作短編集(二)
吉川 英治
吉川 英治의 柳生月影抄 名作短編集(二)(やぎゅうつきかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 173,309자 · 352화면
(この御困窮の折から、あのような無能者を奉行にして、莫大な金子や物資をこう送ってどうするんだ!)
という意味である。
云う者もまた、切実なのだ。自分たちの口も減らされ、家族は生活を極端に切り詰められ、皆顔いろがわるい。そういう場合なのである。藩の金でも、自分たちの金をられる気がするのであろう。
――だが、殿の出羽守は、近頃になってよけいに、与右衛門の信念に引きずられている形であった。
老臣が、折を見て、
(御中止になられては)
と、家中の怨嗟をそれとなく訴えてみても、
(やらしておけ、今やめるも、なおすすませてみるも、藩の財政が困窮は同じことじゃ)
同じではない理由を云っても君侯の事だった、君言をもって、やらせておけというのでは老臣も匙を投げて拱手しているほかはない。
(あいつめ、案外ぬかりのない奴じゃ。絶えず、殿へ報告をよこしおる。この文書に、殿は惑わされてござるにちがいない)
五所川原開墾役所という角判の飛脚が、藩庁へ届くたびに、藩の者は、米喰い虫の与右衛門を罵倒するのを茶話にしていた。
そうして、最初の二ヵ年計画は、工事の進捗上、三ヵ年計画に変り、後にまた、棟方与右衛門が自身、殿へ実情の報告に来てから、再度、五ヵ年計画という事に変更された。