일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

まず梁田郡に出張して各村有志と会見し、全部の被害者の署名をとって請願することに決した。二十八日に佐野にもどり十月二日には安蘇全郡の請願を取り決めた。三日には植野村へ出かけて青年有志を激励し、また植野村合同の請願書を検して、とりあえず他に卒先して提出させることにした。沿岸被害地から提出された鉱業停止請願の先駆である。五日には早川田の雲龍寺に一泊して同寺を鉱毒請願事務所に借り受ける談合をした。

十月九日の午後、佐野の川田旅館の玄関先に、近在の貧農らしい草鞋穿きの老人が来て、大島村の佐山文随の使いだといって正造に面会を申しこんだ。佐山は民権運動時代の同志であるし、何事であろうと正造が出てみると、老人は佐山の紹介状に添えて永島与八という者の手紙を差し出した。老人を上り框へ腰掛けさせて、正造はすぐ手紙の封をきった。未熟ながらいかにも膝を正して認めたらしい書体で、

「謹啓 眇タル一介ノ青年ノ身ヲ以テ、衆議院議員タル尊台ニ対シ、不敬ヲモ顧ミズ一書ヲ呈スルノ大罪ヲ御許容被下度願上候」

という書き出しである。それから渡良瀬川沿岸の悲惨事を目撃して昼夜心を安んずる能わざる次第を述べ、根本的な除害方法を講ぜしめるために、請願運動を起したいと認めてあった。