일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

二人は与八が居村から得た最初の共鳴者であった。与八は二人にむかって、沿岸の村々に遊説演説を試みるについて行動を共にしてくれるように頼んだ。三人は直ちにその日から、雨後の泥濘を草鞋でふみしめながら歩きまわった。

遊説演説の振り出しは隣村大島村であった。小山孝八郎の尽力で渡良瀬川にちかい岡里の善浄院を会場に借り、永島たち三人は無論のこと、同村の先輩佐山文随、また青年では青木金次郎、大出喜平が熱弁をふるった。聴衆のうちから松島嘉七郎、関口芳蔵、相田貞吉、青山吉次郎、内藤清蔵などの同志を得た。

その後二週間ばかりは、彼等は沿岸の村から村へ昼夜を分たず走り廻った。寺院、学校、人家のきらいなく、借りられる所はどこまでも借り受けて演説会を開いた。喉が潰れて、彼等同志の会話は中風病みのようであった。演説会が終ってから二里三里の夜道を戻ることもめずらしくなかった。与八は疲労と睡眠不足のために眠りながら歩いていて、一度などは泥田のなかへ転げこんだ。十月末の川風が唸りをたてて吹きすさぶし、凍てて覚えのなくなった手足を震わせながら、与八は意地も張りもなく涙を流しもした。