일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

いかなる人が御案内を申すのであるか、さいわい日本の臣民は忠直で、道普請をはじめいろいろと心を用いる。宮中を御怨み申す人民は一人もない。しかるに、かくの如き場所に往って、麓の鉱毒を除くことのできない、顔の瘠せた人民のところに御案内をするに至っては、実に左右の者共に綺麗なやつばかりいるというわけにいかないのである。諸君、これは皇室の御ために御訴え申しておくのでございます。又、内閣大臣諸君にも、以来のところは十分に御警戒あって然るべきことと存じます。よく御記憶御注意なさるがよろしい」

言葉なかばに正造の顔はゆがみ声がかすれてきた。そうして突然右手で両眼を塞ぎ頭を垂れて嗚咽しだしたのである。ものの数分、肩をふるわせて項垂れていた。やがて懐から手拭を出して顔を拭き、静かに言葉をついだ。

「初め鉱毒のことについて政府に忠告致したのは、前に申した通り二十四年であって、その時の鉱毒地は千六百余町歩。然るになんのかんのと遁辞を構え、三度まで嘘を吐いて、今日になっては三万余町の広さに及んだのである。……われわれの質問は、訐いてもってこれを快しとするものにあらず。事実がやむを得ないから訴えるのである。