후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
これが埼玉県を侵し、東京府下に達するのである。これらの隣県地の被害は、まだ人目をひくに至らないが、これは丁度明治十二三年頃の栃木、群馬両県の人民がすでに著しい徴候を恬として顧みなかったのと同様である。はやく覚醒させなければ、やがては渡良瀬沿岸地方と同じ轍をふむことになる。正造はそういってしきりに憂慮していたが、関宿附近の村落の被害がようやく肉眼に見えるまでになったと知り、江戸川及び中川の河口附近の浅蜊、蜆、蛤などが近来激減してきたと聴いて、にわかに加藤兼吉、野口春蔵の両名に実地踏査を嘱すことにした。
二人は七月二日に出発し、西は足利邑楽両郡から、東は銚子、南は行徳の河口附近まで数十里の間を跋渉して、十九日に帰京した。被害は歴然たるものがあった。
ところが、まだその疲労も恢復せぬ二十二日の午後、加藤はまたも、正造に従って被害地へ出発しなければならなかった。芝口の事務所に憂慮すべき情報が入ったからである。これまでもとかく被害民を冷遇してきた税務官吏、郡町村吏員の輩が「免租願を出したところが無効だから止めろ」と公言して愚直な農民を欺いているということで、しかも出頭期限は月末に迫っていた。