일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

市島謙吉から被害地視察談及び予防法実施を不十分とする意見の開陳があって、調査会再設の建議案を提出することを議決した。

またこの日、都下の諸新聞は公報の齟齬を報じて「人民の負傷の数詳ならざるも警察官のために負傷したるものなし」とか「警察官は初より麻繩を以て帯剣を禁縛し万一の怪我なからしむることに注意せしがため、巡査の抜剣したるもの一人もなし」とかいう、県庁発の電文を掲げていた。

木下尚江はこの朝、高崎線吹上駅から俥を駆って館林へむかった。日光足尾の連山から吹き下してくる寒風が、土砂を捲いて真向いから吹きつける。二人曳きの俥もゆき悩む有様であった。左手を望めば、遠く上州の蒼黒い山脈の上に雪をかぶった浅間が頭角をぬき出していて、きれぎれの暗雲が飛びつらなるさまも凄じかった。やがて利根を渡って、川俣の騒擾の跡にたたんずんだ。さらに北をさしてゆくと、路傍の電柱や道標に「足尾鉱毒被害民上京」とか「惨死千六十四名」とか、一行が途すがら書きとどめた拙い文字が、当時を思い偲ばせるように消え残っていた。その夜は佐野に一泊して、東京への第一信を書き送った。

翌十七日、木下は沿岸の被害地へひきかえして村々を歩いた。