일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

更にまた、日夜胸中を去来するのは、請願運動の気勢をいかにして挽回するかということである。事件によって、これまで第一線に立っていた人たちの大半を失ったばかりでなく、運動をする者は誰彼の用捨はなく監獄へたたきこむという風説のために、被害民の気持はまったく挫けていた。反対派はこの機を逸すべからずとし、鉱毒問題をもみ消してしまおうと策動しているらしい。それを思うと、正造はじっとしていられないような焦躁をおぼえた。

たまたま四月一日に大雨が降って、翌日渡良瀬川が増水し、しかも水色に異状が見えたという報知があった。それを聴いて、まず正造の胸にきたことは、入獄や負傷や逃亡で男手のすくなくなった村々が、老人婦女子ばかりでどんなにか狼狽し困惑しているだろうということである。出京中の久野村新井伝吉その他に、当局へすぐさま見分願をだすように託しておいて、彼は早速に被害地を見舞った。しかしさいわいに洪水は憂えたほどのこともなかった。

そこで正造は、沿岸の村々に残っている有為の青年に目星をつけて、運動の再興を計ることにした。まず植野村の木塚貞治、新井太一、新里龍蔵、同庄太郎などの青年を得た。