일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

伊藤総裁は鉱毒事件についても十分了解しているから、このさい大政党の力を憑んで年来の宿望を達するのが賢明であろう。星はそうした好餌をもって誘いかけた。

だが、正造の政党に対する熱意は冷めきっていた。いや、寧ろ一党一派に属することが、問題の解決にいかに支障が多いかを痛感していた。そのために、改進党以来の多年の縁故まで、すでに断っていたのである。山県が政党の利用に腐心し、伊藤がまた自ら政党を組織したのも、要するにもはや藩閥に立法を逆転するほどの力の失せた証拠ともいえる。少くともその杞憂はうすれたと正造は思った。しかし鉱毒問題に対しては、伊藤の心事もまた甚だ疑わしい。いまさら伊藤傘下に参じてみたところで、おそらく問題の解決になんの効果もないだろう。いや、再び政争の裡に入りこんでは、かえって禍根を遺すことになる。そう思わざるを得なかった。まして鉱毒問題は、すでに国家問題である。やはり自分はどこまでも、純粋な立場に立って進むべきだ。正造のその信念は、結局動かすことができなかった。彼は頑固ともみえる態度で、断然入党を拒絶した。

例の兇徒嘯集被告事件は、十月十日、前橋地方裁判所刑事部法廷で、第一審公判の第一回が開かれた。