후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
快楽をば大に減じ、悲痛を増せり。但し正造の一身のため悲痛を為すに非ず、公共のために侵しきたる害悪を防ぐ能わず、除き去る能わず、生命をも奪わるるものあって、而も府県民のこれに気付かざるに悲痛を感ずるの過度なるのみ。正造小心、世上の豪傑と異り、苟も天下の憂に先達て憂うることを知るものなればなり。くれぐれも正造の病気を以て、貧乏等のため又は心配多きために身を痛めたるものと誤らざる事を願置候。くれぐれも正造は貧乏は知らぬものなることを、信友にも説き聞かせ下され度候。殊に原田よりきたるものありて少しも貧乏なし。正造の病気は一人の病に非ず、天下の病なり、故に天下全快せば正造なお十年の寿を有せん。天下今日の如くして被害民の死命をも救う能わざれば、正造の命数は本年の内にあり。乞う快して痛むなく、偏に天下の形勢と正造の命数とを比較して、この予言の余りに誤らざる事を記憶せられよ。
右等の内一の小事件に付、愚妻かつ参上候、御聞取被下度候。取りまぜ病中草々謹而申上候」
なお追伸に、重ねて、
「なおなお定額金御寄贈以来は非常に安心致し候に付、この点にはくれぐれも病気無之、全く国家と共に滅亡するものならん」