후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
そこで彼は筆の手を膝へおいて、上眼使いに遠方を眺めるような目付をし、括弧をして(庭田君、小野君、中林君等によろしく)と書きこんで次をつづけた。
「而も根本に達せず、未だ鉱毒は停止に至らずして河川の荒亡は漸くその害を逞うして、彼等は策を転じて鉱毒地の全部を買収併呑の罪悪を設計しつつあり。邑楽、山田、安蘇、茨城、埼玉の一部ずつはその災厄の中にあり。下都賀の谷中村はその一着なり。問題は以上の如く変化しきたって更に難艱問題とはなれり。
社会は腐敗して二十九年の人情にあらず、金威暴力罪悪横行善人皆下級に打臥せらるるの有様にあらずや。これ奇怪の時勢、国家滅亡の時運なり。その四県五県中の沿岸は亡滅のさきがけかな。たとえ人民は眠れるともそれは眠らせて、曩きに醒めたるもの、先ず倦まざるもの撓まざるもの、時勢の結局前途に亡滅の見込の立ち得るもの、国法人道人権生命財産を解するもの、利害を後にして人権を先きにするもの、貧苦に堪え私慾の為に精神を曲げざるもの、一日問題を怠れば百円の損、一年油断せば十年の損のみならずして永遠の悔いたることを解するもののみ、数人の名を以てなり、今期議会にも必ず例によって価値ある請願を提出せられ度候。