후리가나로 읽는 일본 고전
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
井上 円了의 迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,147자 · 298화면
しかるに、年の回りが丙午となっては、干支ともに火の気の最も強いものが重なったわけであるから、その年は必ず大火事があるであろうとの評判が、一般に京都中に行われた。一体は火事の少ない土地であるから、したがって火事を恐るることもはなはだしい。ゆえに、年が丙午で大火事があると聞いて市中大いに騒ぎ、各戸みな寝ずの番をするありさまである。そこで、京都の有志者が余の巡回先へたずね来たり、「大和よりの帰路にぜひ京都に立ち寄り、市民に向かい、丙午は恐るるに及ばぬという意味の演説をしてくれよ」との依頼を受けたことがある。かくのごときは京都人ばかりではなかろうけれども、思いついたから迷信の一例として話すのである。
また、大阪、神戸地方についてもいろいろ聞いたことがあるが、その一つを挙ぐれば、先年この地方に天然痘が流行しかかったことがある。ちょうどそのとき、余は摂津地方を巡回していたが、天然痘を免るるには種痘すればよいのに、これを行わずして敦盛様の墓へ参詣するものが日夜たえぬということを聞いた。京阪地方にては、敦盛様に願えば天然痘にかからぬという迷信が伝わっているらしい。