후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
つまりフランスの人民戦線はインターナショナリズムに立つことも許されないし、そうかといって一国の国内政権の所有者としても許されないし、又そうかといってファシスト・ドイツと国際的階級闘争の関係に這入ることも許されないというわけだ。結局人民戦線などの立場はないということになる。
さて之が眼で見た「人民戦線」である。人民戦線はアチラ就中フランス共和国に固有な歴史的(?)カテゴリーであるからこの言葉をどこに使ってもいいというわけには行かない。丁度ファッショというのがイタリアの特殊事情と結合して初めて成り立ち得た歴史的用語であるが故に、ドイツやハンガリーやポーランドや、まして日本などに、あり得ないといわれるように、之が眼で見た地方的範疇としての人民戦線だ。そしてアチラの人民戦線すらその立場はどうも容認されそうにはないのだから、まして日本などで人民戦線々々々々といって騒ぎ回るのは、世界の田舎者である、とこの帰朝者はつけ加えたいらしいのである。
この「人民戦線」の紹介乃至翻訳は、吾々日本人にとっては勿論甚だ参考になる。だがそれは少しも日本における人民戦線運動の各種の動きを否定すべき根拠の類になるものではない、ということは注意してかからねばなるまい。