일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

従来の(多分自由な)批評は「ユダヤ的」批評であって、ハイネに始まるという。今度これが禁止になって、アーリヤ的批評が行なわれることになるわけだ。今に「ユダヤ」的鑑賞も禁止されてアーリヤ的鑑賞だけが許されることにでもなるだろうが、とにかくアーリヤ的批評はゲッベルスに始まることになろう。

アーリヤ的批評の創始者であるこの雄弁な哲学者大臣はいっているそうだ、「過去四カ年間ナチス政権は専ら文芸復興に尽瘁し、芸術批評が逐次ナチスの原則に順応するのを待望した。しかし無責任な批評に対する芸術家からの不満は絶えることなく、宣伝省は批評家と創造的な芸術家とを招集して会議を開き、相互に忌憚なき意見を交換するよう斡旋した席上、私もまた芸術批評の様式につき所信を開陳したが、依然として改善の跡がないから、宣伝省は現在の形式における芸術批評を禁止することに決定した。」

ユダヤ的批評とか何とかいうドイツ一流の与太はまあどうでもよい。ゲッベルスの云うところからみると、創造的な芸術家はどういうわけかアーリヤ的であるに反して、批評家・評論家・の方はユダヤ的傾向が多いらしい。ナチ・ドイツの宣伝大臣から、批評家無用論を聞くことは、非常に教訓に富んでいる。