후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
も、この日本主義はまだ文学思想界に向かっては処女地をもっていたわけである。そこで文学外で恥辱を受けた日本主義は、今度は文学内部へ潜入することによって、一種の復讐をしようということになった。
処が何より好都合だったことはブルジョア文学と転向「プロレタリア」文学とにおける例の文学主義の横溢だった。――かくて日本型ファシズムの固有なイデオロギーたる日本主義は、駸々乎としてこの文学主義の土壌の上に繁茂し出した。これが今日の文学の、支配層に対する一元主義的な儀礼となり、そのラッパ鼓隊行進となっているものだ。――最近の文学的日本主義に読者は注目すべきだ。
その心掛けにおいて文化上のリベラリストである文壇人に取っては、ファッショや反動団体は好みに合わぬ。それはモードとして気に入らないのだ。だがしかしこれが一旦「愛情」とか「現実」とか「伝統」とかという名称を帯びて現われると、それにすっかり気を許してしまうのが、この種の文学的文化人(?)の癖であるらしい。で今日の文学者的な文化上の自由主義者ほど、日本ファッショ化の過程にとって有益なデマゴーグはないのである。これを自覚しているものはまだ心配が少ない。