후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
と『ゼーレン・キェルケゴール』)。ニーチェはすでに高山樗牛などによってわが国でも非常に有名にされてい、又云うまでもなく欧州ではニーチェは一つのエポックをなしていたから、之を取り上げることはそれ程発見として価値はなかったにしても、少なくともキールケゴールに関しては、全く教授のわが国に於ける独創的発見によると云わねばならぬ。今日様々な意味で有名であるキールケゴールも、当時のわが国に於ては、否、ついこの頃までは、わずかに久保正夫氏と三土興三氏とが之を問題にしただけだったようである(両氏が若くして亡くなったのは遺憾だ)。その先鞭をつけたものが和辻教授の『ゼーレン・キェルケゴール』だったのである。
だがこの二つの作品を通して何よりも目立つのは、その高踏的に独自な解釈である、人が何を云おうとも自分はそう思うのであり、そして自分の解釈が優れているのだ、と氏は云い放つ。この高踏性は一種の貴族主義から来ている。そこで氏は平俗に通用するものに対しては常に、反抗せざるを得ない。俗間的権威は氏によって誠に好い敵対物だ。『日本古代文化史』はこの反抗の色で彩られている。リッケルトの流行に対してはランプレヒトを担ぎだすのである。