후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
参照)。処で音楽に次いで優れたものは時事解説と産業ニュースだろうと思う。少なくともAKの放送(AK以外の放送は云うまでもないだろうと考える)の凡てを、腹立てずに聴き尽すことはムツかしいのだが、時事解説と産業ニュースとだけは、大体好意を以て聞く気になれる。
処で私は或る日偶然、経済学博士牧野輝智氏の時事解説「列強国防費の状勢」というのを聴いた。非常にくどい話しで時間の割に内容の分量が極めて乏しく、要するにイギリスの国防費は約三十二億円で、アメリカの夫は三十五億円でソヴェート連邦の夫は三十七億円とかであるに対して、日本の国防費は当時十億五千万円にすぎない、というのである。年度別を比較することによって、如何にこの四列強の国防費が年々増加しつつあるかを示す以外には、内容は全く右の他へは出なかったのである。
無論内容の分量が乏しいということは苦情にはならぬ。問題はその内容の質にあるのだ。だが私が不審でならなかったのは、列国の国防費の円単位数量と日本のとを単純に比較することによって、一体日本の国防費に関する何か意味のある観念が得られるのだろうかという点である。