후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
なる程日本ではドイツのような又はイタリアのような条件をそのまま具備したファシズムは、まだ成立していないし、又そういうものの成立も約束されてはいない。だがファシズムという今日の国際的な思想、政治、経済、形態は、決して固定した定義ではその実質を捉え得ないことは、云うまでもないのである。
実に夫々の国には夫々の条件の下に於て、然り凡ての共通な根本特色を備えた処の各種ファシズムが、成立し又成立しかけているのである。日本のファシズムは日本に特有な形のファシズム、即ち「日本ファシズム」であることが、この頃定説となったと見てよいだろう。それだけではなく、最近の優れた見解はファシズムをその出来上った構造から定義する代りに、当然なことであるが、ファッショ化しつつある過程からして定義しようと欲している。すると日本などは何よりも代表的な、ファッショ過程最中の国であることとなる。之が日本ファシズムの意味なのだ。
日本型ファシズムと他の形態のファシズムとの区別を多少でも説明することは今その紙面を欠いている。だが、少なくとも日本ファシズムはそのファッショ化の過程を辿って行くに従って次第にその固有な日本的特色をば(失うのではないが)ファシズム一般の特色によって蔽うて行きつつあるという風に云うことが出来るだろう。