후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
真理というものは、一方に平等、一方に差別を控えて、ちょうど、車の両輪のように自分を運ばせて行きます。本尊の釈迦如来は、その平衡の取れた円満な真理を現しております。
だが、差別と平等の基本の存在は、その二つが別々になって存在しているのではありません。融け合い、通じ合って行われているものです。たとえば隅田川、淀川、信濃川、めいめい違った相、形の特色を持っております。ここに差別があります。しかし、どの川といえども水の流れてない川はない。この共通性から言えば平等です。そして隅田川すなわち水の流れたものであり、水の流れも隅田堤へ、流れて来ねば隅田川とは呼ばれません。この関係から、ほぼ差別性と平等性とは、即かず離れぬ関係にあることが判るのであります。
それならば物事すべて、そのままが真理かというと、そうはゆかないのであります。自然の勢いの赴くところ、必ずどちらかへ傾き過ぎるものであります。よって、時と場合と、事情を考えて、どちらかへ補修しなければならないことがあります。
例えば、水はなるべく流す方がいいといって洪水の勢いを、そのままにして、滔々満々浸すに任せて置いたら、両岸の人家まで迷惑して害となります。