일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

そして一つ一つ何やら円い扁たいものを撥ね上げて進みます。円い扁たいものが撥ね除けられた跡には、見るも潤って美しい踏石の面が現れ出ました。秀吉は呆れて瞠った眼で、撥ね除けられた円い扁たいものを見ますと、それは米俵のさん俵でありました。秀吉の驚きは、これに止まりませんでした。

「雪の早朝、冷えてお饑じくあらせられましょう。まず暖かいものなと召食られて、それから」と言った利休は、どこからか乾米の袋を取出して来て、ちょうど沸き上った釜の湯の中に開けました。それから水屋の窓先に実っている柚子をぎ取り、これを二つに割り、柚子の酢を混ぜた味噌を片方ずつの柚子の殻に盛りました。これを菜にし、そして釜で煮えた乾米の湯漬けを秀吉主従に勧めるのでした。秀吉は、その簡素で優雅な行き届いた利休の作法にむしろ呆れ果て、ただただ感嘆を続けつつ、饗応を受けて帰りました。後で秀吉はつくづく言ったそうです。

「あれほどの器量の人間なら、相当大国の領主も務められよう」

ここで問題になるのは、利休の平常の用意であります。利休はかかることもあろうかと、かねがねさん俵を用意し、乾米を作り、柚子の木を窓近く植えたのであります。